脱走しやすい猫の特徴【キャットケアスペシャリストが解説!】

脱走しやすい猫の特徴【キャットケアスペシャリストが解説!】

すべての猫が脱走するわけ
ではない?脱走しやすい猫には
特徴があるのか?キャットケア
スペシャリストが注意すべき
特徴を解説します!

すべての猫に脱走の危険はあります。
窓から眺める外の世界に興味を持ち、
行ってみたいと思う猫は多いと思います。

しかし、まれに外の世界を怖いと思い、
出たがらない猫もいるようです。
では、脱走してしまう猫に特徴は
あるのでしょうか?

すべての猫の脱走に気をつけなければ
いけませんが、脱走しやすい猫の特徴を
確認しておきましょう。


なぜ猫は脱走したがる?

猫の脱走と聞くと、
「うちの暮らしが嫌になったのか?」
「私たちが嫌いになったのかな?」
などネガティブな印象を持ってしまう
人も多いと思います。

しかし、猫にしてみたら、
ちょっと外に出てみたかった
外を歩く野良猫について行って
みたかった」だけなのです。

猫は今の暮らしから抜け出すために、
毎日脱走を企てているわけでは
ありません。ほんのすこしの興味で
外に出たことが、結果的に脱走
なってしまうのです。


外に出てみたくなる訳は?

猫の気持ちになってみると、外に出たい
理由がわかってくるかもしれません。

1|外に興味がある

単純に外の世界へ興味を持ちます。
窓からみえるあの道の先はどうなって
いるのだろう?この外の世界はどこまで
続いているのだろう?と思っている
かもしれません。

 

2|鳥や虫を追いかけたい

猫は狩りをして暮らしていた生き物
です。生まれてから一度も狩りをした
経験がなくても、本能として
残っています。獲物を追って捕まえたい
という欲求は自然なことです。

 

3|野良猫のあとを追ってみたい

外を歩く野良猫。家の角を曲がって姿が
見えなくなると、その先どこにいくのか
追ってみたいと思うようです。自分の
テリトリーを歩く猫がどこをすみかに
しているのか、興味が沸くのかも
しれません。

 

4|縄張りを確認したい

家の中で暮らしたことしかない猫など、
それぞれの暮らしてきた環境で
差はありますが、猫の縄張りは半径50m
から500mぐらいといわれています。
外で暮らしていた経験のある猫は、
自分の縄張りを確認したいと思うこと
があるでしょう。毎日パトロール
していた道は覚えています。

 

5|気分転換したい

ずっと家の中にいるので、たまには
外に出て気分転換したい。私たちも
天気がいい日に出かけたくなるように、
猫も外の空気を感じたくなるのは
自然なことかもしれません。


外に出たがる猫の特徴は?

外に出てみたくなる訳を参考にすると、
脱走に注意が必要な猫の特徴が
みえてきます。

1|好奇心旺盛な猫

どんなことにも興味をしめし、物怖じ
しない好奇心旺盛な猫。新しい
おもちゃにすぐに反応したり、
新入り猫や来客にも怖がらず隠れたり
しない猫は脱走にも注意が必要です。

 

2|元野良猫

外で暮らしていた経験のある猫は、
外の世界を知っています。外の暮らしが
厳しいことも知っているはずですが、
自由に広い世界を歩きまわっていた
記憶を忘れられない猫もいます。

 

3|発情期の猫

発情期になると猫の本能として、
相手の猫を探しにいきたくなります。
子孫を残すために、相手を求めて外に
出たいという欲求はいつも以上に
強くなります。繁殖の必要がなければ、
去勢・避妊手術を行いましょう。


脱走に注意が必要な家の3大スポット

特に注意が必要な家の脱走ポイント
には、しっかり脱走対策を
行いましょう。

1|玄関

人の出入りも頻繁な玄関はいちばん多く
脱走が発生するポイントです。
開け閉めのときに気をつけていても、
一瞬の隙をついて脱走してしまいます。

 

2|窓

換気をしていて閉め忘れた。少しの
隙間だから大丈夫だと思った。
猫はほんの少しの隙間でも窓をグイグイ
広げることができます。また、網戸も
簡単に爪を引っ掛けて開けること
ができます。

 

3|ベランダ

ベランダから脱走するケースも
少なくありません。アパートや
マンションでは隣やほかの階に移動する
ことも可能です。落下事故にも
繋がってしまいます。


 

まとめ

すべての猫に脱走の可能性はありますが、
外に出たがる猫にはさらに注意が
必要です。好奇心旺盛だったり、
外で暮らした経験のある元野良猫、
発情期の猫など脱走しやすい猫には
特徴があります

ちょっとした興味で外に出たら帰れなく
なった、という猫も多いです。
暮らしている猫が脱走しやすい猫の
特徴にあてはまるようであれば、
脱走対策をしっかりすることを
おすすめします。