
猫にも人と同じように「利き手」があるのをご存じですか?本コラムでは、利き手の見分け方を「おやつ編」「おもちゃ編」「障害物編」の3つの方法で紹介。さらに、性別による傾向や性格との関係性、利き手を知ることでできる環境の工夫まで詳しく解説しています。日常の中で愛猫の個性に気づくヒントが満載。猫との暮らしをより楽しく、快適にするために、ぜひ利き手チェックをしてみてくださいね。
「猫に利き手?」
そう聞いて、
驚かれた方も多いのでは
ないでしょうか。
実は猫にも、人間と同じように
「利き手(利き前足)」があると
いわれています。
おやつを取ろうとするとき、
おもちゃをキャッチしようとするとき、
どちらの前足を使うかによって、
その子の利き手を知ることができるんです。
そして驚くことに、
いくつかの研究では、
オス猫は左利きが多く、
メス猫は右利きが多い傾向がある
という結果も出ています。
もちろんすべての猫に
当てはまるわけではありません。
でも、「うちの子はどっちかな?」と、
日々の暮らしの中で観察してみると、
今まで気づかなかったような
小さな個性が見えてくるかもしれません。
このコラムでは、
おうちで簡単にできる
利き手チェックの方法を3つご紹介し、
その子の性格や、
暮らしやすい環境づくりへの
ヒントにもつなげていきます。
ぜひ楽しみながら、
愛猫の“利き前足”をチェックしてみてくださいね!
チェック①:おやつ編
まずは、食べ物を使った
もっとも簡単なチェック方法です。
【やり方】
-
愛猫の好物を用意します。
-
おやつをテーブルの端など、
少し取りづらい場所に置きます。 -
猫がどちらの前足を使って
取ろうとするかを観察します。
これを何度か繰り返してみて、
「右ばかり使っているな」
「左が多いかも?」
と傾向が見えたら、
それがその子の利き手である
可能性が高いです。
ときには両方の前足を使ったり、
そのときの気分で左右が入れ替わったり
する子もいます。
そういう場合は、
「両利き」タイプなのかもしれませんね。
ごはんの時間に、
ちょっとした遊び感覚で
チェックできるのがこの方法の魅力です。
チェック②:おもちゃ編
次は、猫じゃらしやボールを使って、
「反射的に出す前足」を観察します。
【やり方】
-
お気に入りのおもちゃを用意します。
-
じゃらしを左右から振ってみる。
-
どちらの前足でキャッチしようと
しているかを見てみましょう。
特に注目したいのは、
「反射的な動き」です。
思わず手が出る瞬間に、
どちらの足を使うか、
集中して観察するとよいでしょう。
片方の足ばかりでキャッチするなら、
それが利き手の可能性大。
また、遊びの最中に
くるくる回転して前足を出す子もいます。
その際、最初に出す足を見てみると
おもしろい傾向が見えることも。
猫との遊びタイムが
さらに楽しくなるチェック方法です♪
チェック③:障害物編
障害物のある状況で
利き足を使うかどうかを確認するのも、
非常に有効な方法です。
【やり方】
-
おやつやおもちゃを
小さな箱やカップの中に入れます。 -
猫がどちらの前足を使って
それを取り出そうとするか観察します。
この方法のポイントは、
「考えて行動するかどうか」。
箱の中にあるおやつは、
単純に視覚的に見えても
すぐには取れないため、
猫が工夫して取り出そうとする様子が
見られます。
そのとき、先に突っ込む前足が
利き足である可能性が高いと考えられます。
複数回試して、
どちらの足をより多く使っているかを
記録すると、判断しやすくなります。
利き手による性格の違い
「利き手によって性格が違う?」
そう思われるかもしれませんが、
じつは興味深い研究結果が
いくつか報告されています。
●右利きの猫
→ 慎重で落ち着いている。
周囲の様子をよく観察する。
警戒心がやや強めな傾向。
●左利きの猫
→ 活発で冒険好き。
新しいことへの挑戦に意欲的。
人懐こい性格の子も多い。
ただし、これはあくまで
「傾向」であり、絶対ではありません。
右利きでも元気いっぱいな子もいれば、
左利きで慎重派の子もいます。
性別や年齢、
その子の生育環境によっても
性格は大きく変わります。
ですので、「うちの子は?」と
楽しみながら観察することが
いちばん大切なのです。
猫の“個性”のひとつとして
受け止めてあげましょう。
左右どちらの利き手が多い?
国際的な研究紹介
猫に利き手があるという話、
実は科学的な研究でも明らかになってきています。
イギリスやトルコ、アメリカなどの大学で行われた調査では、
猫の性別によって利き手に傾向の差があることが報告されています。
たとえばある研究では、
オス猫は左利きが多く、
メス猫は右利きが多いという結果が出ています。
この傾向は人間にも見られるもので、
脳の構造やホルモンの影響が関係しているのでは、
と考えられています。
ただし、すべての猫に当てはまるわけではありません。
あくまで**「傾向」**として参考にしつつ、
自分の猫ちゃんの“個性”を観察することが大切です。
「うちの子は男の子だけど右利き!」
そんな発見も、飼い主との大切な会話のきっかけになりますよ。
利き手が変わることってあるの?
「うちの子、前は右ばかり使ってたのに、
最近は左ばかり…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、猫の利き手は成長過程や環境、体調によって
変化することもあります。
たとえば、子猫のころは右利きに見えていた子が、
成長とともに左の使用頻度が増える、
あるいは両方をバランスよく使うようになる
といったケースもあります。
また、怪我や関節の痛みなどがあると、
自然と痛みのない方の足を使うようになるため、
一時的に利き手が変わるように見えることもあります。
そのため、「利き手=固定」と考えず、
日々の観察を続けることが大切。
利き手の変化に気づけることは、
体調不良や違和感の早期発見にもつながるのです。
利き手を知るとできる工夫いろいろ
では、利き手がわかると
どんなことに活かせるのでしょうか?
たとえば……
・おもちゃを出す位置を
利き手側に置くことで
反応がよくなることも!
・キャットタワーの登り口や
ステップの配置を調整して
使いやすい動線にすることも可能。
・爪とぎの位置や向きを
利き手に合わせて設置することで
習慣化しやすくなるケースもあります。
また、日常の動作をよく見ることで、
「今日はいつもと違う足を使ってる…?」
と気づくきっかけにもなり、
体調の変化を早期にキャッチできる
手がかりになることもあります。
愛猫の利き手を知ることは、
その子の生活をより快適にするための
大切なヒントになるのです。
利き手を知って、おもちゃ遊びをレベルアップ!
利き手を意識することで、
日々の遊びの“質”がぐんとアップします。
たとえば右利きの子なら、
じゃらしを右側から動かすと反応が良く、
キャッチしやすくなることがあります。
また、ボール遊びでは、
転がす方向を利き手に合わせることで
自然と猫のやる気が上がることも!
キャットトンネルを置く位置や、
ごはんを入れる知育トイの角度も、
利き手を考慮するだけで
ストレスなく取り組めるようになります。
このように、
「ただの遊び」にちょっとした工夫をプラスするだけで、
猫との時間がもっと充実したものに変わります。
一緒に暮らす時間を、
もっと楽しく、もっと豊かにしてくれる——
それが“利き手チェック”なのです。
猫にも、人と同じように
「利き手」がある。
これは意外と知られていない事実です。
しかし、日常の行動を
少し意識して観察するだけで、
その子ならではの“癖”や“個性”が
見えてくることも。
遊びの時間やおやつのときに
前足の動きに注目してみると、
新しい発見があるかもしれません。
利き手を知ることは、
猫の暮らしをより快適にする
環境づくりに活かせるだけでなく、
心の距離をもっと縮める
大きなヒントにもなります。
さあ、あなたの愛猫は
右利き?それとも左利き?
ぜひ今日から
チェックしてみてくださいね♪