猫のからだにハゲがある?猫の脱毛・皮膚トラブルの原因と対処法【キャットケアスペシャリストが解説!】

猫のからだにハゲがある?猫の脱毛・皮膚トラブルの原因と対処法【キャットケアスペシャリストが解説!】

猫のからだにハゲができてしまう
原因やさまざまな皮膚トラブルの
対処法をキャットケアスペシャリストが解説します!

猫を撫でていたら、脇の下やお腹にハゲ
を見つけた。猫の脱毛やハゲの原因は
さまざまですが、皮膚がトラブルを
起こしている場合が多いです。

ハゲをみつけても焦らず対応できる
ように、脱毛の原因や皮膚トラブルを
知っておきましょう。


猫の脱毛の原因は?

ハゲができてしまうぐらいの脱毛の
原因とは?

 

1、皮膚病

ノミ・ダニや寄生虫、菌に感染すること
皮膚がアレルギー反応を起こします。
皮膚が赤く腫れたりかゆみを伴って
脱毛することがあります。

 

2、ストレス

ストレスが原因でからだの特定の場所
を舐め続けてしまうと、過度な
グルーミングで脱毛してしまいます。

 

3、食生活

特定の食材や体質に合わないものなど、
食物性のアレルギーが原因の場合も
あります。じんましんのような赤い
ブツブツとした発疹が特徴です。


猫の脱毛や皮膚トラブルが多い季節は?

とくに梅雨の時期は注意が必要です。
カビや細菌、ノミ・ダニなどの活動が
活発になります。猫の毛も蒸れやすく
皮膚がトラブルを起こしやすくなる季節です。


猫の皮膚トラブルの症状

猫の脱毛の原因で多くみられる皮膚病
とはどのような症状が出るのでしょうか?

 

ノミアレルギー性皮膚炎

ポツポツと赤い発疹がみられ、かゆみ
を伴います。梅雨の時期にノミの活動が
活発になるので、発症しやすくなります。


疥癬(かいせん)、耳ダニ

耳のフチなどに発疹が出たり、黒い耳垢
が大量に出るなどの症状があり、強い
かゆみを伴います。ミミヒゼンダニに
寄生されるとアレルギー症状が出ます。


急性湿性皮膚炎(ホットスポット)

脱毛やかゆみで皮膚が赤く炎症を起こし
化膿することも。湿度が上がり毛が
蒸れることで発症します。皮膚が弱い子
など体質が影響する皮膚病です。


アトピー性皮膚炎

かゆみを伴う皮膚の炎症、脱毛やフケが
みられることもあります。ハウスダスト、
カビ・花粉などのアレルゲンに対して
過剰な反応が出ることで発症します。
体質や遺伝が影響しているといわれています。

 

猫の皮膚トラブルを防ぐためには?

症状が出るまえに、私たちができる予防をしておきましょう。

 

ブラッシング

猫は春と秋に毛が生えかわる換毛期が
あります。毛に絡まったほこりなども
ブラッシングで一緒に取り除いて、
皮膚を清潔に保ちます。

 

こまめな掃除

普段の掃除はもちろん、猫のベッドや
お気に入りのお昼寝スポットもこまめに
掃除しましょう。特にベッドはダニの
温床になるので、掃除機でよく吸って
毛もこまめに取り除きましょう。

 

ごはん

ごはんを変えるときは、今食べているもの
へ徐々に加えていくようにしましょう。
いきなり新しいものを出したり、複数の
種類をコロコロ変えたりすると
アレルギー症状が出ることがあります。

 

生活環境

ストレスの原因とならないように、
休むスペース、運動、トイレなどの環境は
常に快適になるようにしましょう。
猫の行動を観察しながら、好みそうな
場所へそれぞれを設置してあげると
ストレスも軽減できます。

 

湿度管理

猫の祖先は砂漠で暮らしていた
ことから、湿度に弱いといわれています。
湿度が高いと皮膚病だけでなく、猫の体調
にも影響します。除湿器を使用するなど、
なるべく快適に過ごせるように環境を整えましょう。

 

シャンプー

嫌がる猫が多いと思いますが、
シャンプーすることも効果的です。
ただし、シャンプーした後はよく
乾かさないと逆効果になることも
あるので注意しましょう。

 

予防薬

ノミ・ダニなどのアレルギー症状には
薬で予防することもできます。
首に垂らすスポット剤など、皮膚病だけ
ではなく虫の寄生も予防できるのでおすすめです。


まとめ

ふとしたときに猫のハゲをみつけると、
どうしたんだろう?
何がおこったのだろう?
と慌ててしまいます。脱毛や皮膚トラブル
が起こっても、慌てないように知識を
つけておくことは大切です。

注意するべきポイントをおさえて、
予防できることからはじめましょう。

 

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